6/24今日のあじさい【番外編】

こんにちは!わんダフルネイチャーヴィレッジの花や木の管理者です。

本日6月24日のパーク周辺は、あいにくの雨模様となりました。

ただ、パークのあじさいたちは、まだ健在です。

本日は開花状況をお休みして、番外編をお届けします。

あじさいまつりのスタート当初から皆さまにお伝えしていた、今年の「お花不足の理由」について、少し詳しくお話しさせていただければと思います。

どうして今年はお花が少ないの?2つの大きな理由

あじさいたちのボリュームが例年に比べて少なくなってしまったのには、大きく分けて2つの原因があります。

① 枝を枯らしてしまった「雨不足」

まず1つ目は、これまでもお伝えしていた通り、「昨年夏から今年の冬にかけての深刻な雨不足」です。あじさいにとってお水は何よりの命。この期間に雨が極端に少なかったことで、本来なら今頃きれいなお花を咲かせるはずだった大切な枝が、たくさん枯れてしまいました。

② 守るのが本当に難しい「獣害」(※こちらの方が深刻です!)

そして、もう1つの原因。実はこちらの方が、私たちスタッフにとってより深刻で頭を悩ませている大きな問題なんです。それは、お山に暮らす野生動物たちによる「獣害」です。

多摩の豊かな大自然に囲まれているため、野生の仲間たちもたくさんやってくるのですが、あじさいにとっては天敵となってしまうことも……。特に困っているのが「鹿(シカ)」と「猪(イノシシ)」です。

鹿(シカ)は…

あじさいの柔らかくて美味しい「芽」を食べてしまいます。 大切な芽を食べられてしまうと、その枝からはもうお花が咲かなくなってしまうんです。

※写真はトレイルカメラに映った鹿です。

猪(イノシシ)は…

エサを探すために、あじさいの「根っこ」を豪快に掘り返してしまいます。 根っこを傷つけられたあじさいは、うまく栄養を吸えずに枯れてしまうのです。

※写真は猪に荒らされた雪山です。右は解りやすく被害の場所を赤くしてあります。

気候の変化だけでなく、自然豊かな場所だからこその動物たちとの共生……。これが山であじさいを守り育てる私たちの、本当に深刻で切実な課題となっています。

だからこそ、いま咲いている一輪一輪が愛おしい

深刻な雨不足に耐え、さらに鹿や猪の手(口?)から奇跡的に逃れて、いま目の前で満開を迎えてくれているあじさいたち。

そう思うと、今年がんばって咲いてくれている子たちが、どれほど強くて健気なのか、愛おしさが何倍にも膨らみませんか?

ボリュームは例年より控えめかもしれませんが、過酷な環境を生き抜いたパワーがあじさい園いっぱいに満ち溢れています!

【筆者より】

今日はお山の舞台裏のお話になってしまいました。でも、現状を知っていただくことで、いま咲いているあじさいたちをより愛おしく感じていただけたら嬉しいなと思っています。動物たちに負けないよう、これからも大切に守っていきますね。次回の花便りもお楽しみに!