剪定が遅れると花が咲きません!

当園では、8月の中旬までに「摘芯」と「切り戻し」という剪定を終わらせます。
アジサイは、9月の涼しくなるころに花芽形成(植物が花になる芽を決める作業)されます。
花芽が形成された後に剪定をすると、花芽か葉芽か見分けがつかずせっかくついた花芽を切ってしまう可能性が高く、翌年花が咲かないという事態に陥ります。
これが遅くとも8月中に剪定をしなくてはならない理由です。

隠さずに言いますと、実は私たち以前そのような重大なミスを犯していました。
私たちの母体は「東京サマーランド」そう、7月~8月は社員総出でプールに遊びに来るお客様をお迎えします。
そのため、アジサイの剪定は、仕方なく9月以降にせざるを得ませんでした。
それでも翌年には花が咲いていたので「大丈夫だろう」と数年続けた結果、徐々に花数が減りはじめミスに気づいたのです。

もう一度言います、剪定は、遅くとも8月中に終わらせてください。(花が咲いた後、早ければ早いほど良いと言われています)

また、剪定に使うハサミは清潔なものを使いましょう。
不衛生なものを使うとハサミについた雑菌が切り口から入り込み病気になってしまいます。
「ファイトプラズマ」などという元気そうな名前のついた病気もそのようなことから拡大します。
できれば、株毎にハサミを消毒(水洗い)して剪定するのがベストです。

本日は以上となります。

次回は、切り戻しという剪定についてお話させていただきます。

WNV(わんダフルネイチャーヴィレッジ)って何?という方はこちらの記事も読んでいただけると嬉しいです。