剪定 「切り戻しについて」

当園で行っているアジサイの剪定方法の第2回目は「切り戻し」について説明します。

切り戻しは前回投稿した摘芯と同時に行うと2度手間とならず効率的です。前回の投稿後すぐに切り戻しの説明をする予定でしたがだいぶ間が空いてしまい申し訳ございません。

株を整える剪定「切り戻し」

切り戻しとは、高く伸びた株を低く抑えることやヒョロヒョロと長くなった株を短くすることでがっちりした株にする剪定方法です。

摘芯のように花を咲かすためと言いうよりは株の形を整える剪定になります。
下の写真のように1本だけ伸びていたり、ヒョロヒョロとして寝てしまうような株は切り戻しの対象にしましょう。

摘芯と切り戻しの違い

1.摘  芯 → 花咲かせるために行う、切る場所は花から2節から3節目の新芽の上(株の頂上に近い新芽は花芽になりやすい)
2.切り戻し → 株の形を整える、丈夫にする、切る場所はいろいろとあるので下にある写真の例を見てください。

写真1は花を咲かせるための剪定。
写真2と3は二また、三つまたの株、分かれ目の少し上のところで緑色の若い枝を残し茶色の古株を躊躇せずバッサリといきます。
こうすることでイキイキとした株が整います。(会社みたいです)

切りすぎに注意

切り戻しはやりすぎると翌年花が咲かない可能性が高くなるので注意が必要です。
特に下の写真のように今年花が咲かなかった株については翌年花が咲く確率は高いので切らないでください。

今回でアジサイのお話は一旦終わります。次回からは別の植物ネタでいきますのでお楽しみに!

WNV(わんダフルネイチャーヴィレッジ)って何?という方はこちらの記事も読んでいただけると嬉しいです。